蓮華
ハス(蓮) : スイレン目ハス科 多年性水生植物
こなん水辺公園は、金沢の中心地から北に約8km、
河北潟(かほくがた)の南端( = 湖南)に位置し、
Mapion地図
2002年4月に開設された公園で、野鳥観察池・野鳥観察広場、
水生動植物観察池、潟場圃場、多目的芝生広場、管理学習棟
などがあります。
潟場圃場の一角に蓮田があり、マコトバス(誠蓮)という観賞用の
花ハスが植えられています。
私は蕾や開くチョッと前の姿が好きなもので ...
お馴染みのハスの葉の超撥水性はロータス効果と呼ばれ、
撥水生地などのナノテクノロジーに利用されているそうです。
花の中心部の黄色い部分は花びら、雄しべ・雌しべ、ガクなどが
つく花托(かたく、花床とも)と呼ばれるもので、
この実の入る部分が「蜂の巣」に似ていることから、
「ハチス」 → 「ハス」 と呼ばれるようになったのだとか。
ハスの根の部分・地下茎がいわゆる「蓮根(ハスネ=レンコン)」で、
花托の一つ一つの穴が、レンコンのそれぞれの穴と繋がっている
のだそうです。
ハスは根だけでなく花、葉、茎、種子なども食用になるそうで、
ハスの実は古来より松の実やクコの実と並び、健康食品として
珍重され、滋養強壮、疲労回復、精神安定、健胃、下痢止め、
血圧や血中脂肪を下げる作用などがあるそうです。
こちらは、河北潟の蓮田で栽培されている、
支那白花という蓮根収穫用のハスです。
金沢では、昭和20年以前から栽培され、現在も主として
金沢で栽培されている野菜の中から、金沢市農産物ブランド協会が
現在15品目を「加賀野菜」として認定、ブランド化しており、
加賀れんこんもその中の一つになっています。
■ 加賀れんこん ■
加賀藩5代藩主・前田綱紀公が参勤交代の折、
美濃から蓮の苗を持ち帰り、金沢城内に植え、
後にこれを泥田に移植したのが加賀レンコンの始まりだ
といわれています。 ( 当時は薬用として珍重されていた )
また蓮根には穴がいくつも開いているので
「見通しが良いので幸先が明るい」
といわれ、お正月のおせち料理には欠かせない一品であり、
昔から、金沢のお祭りのお供えや料理としても定番の品で、
レンコンを摩り下ろして蒸した「はす蒸し」は代表的な郷土料理
の一つです。
ウチのオフクロも時々作ってくれますが、金沢市の公式ページに
作り方が紹介されています。
ひ~らいた~、ひ~らいた、
何の花がひ~らいた~?
蓮華の花がひ~らいた
... 花から食へと引っ張ってみました。 (^^ゞ
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