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2010年5月 2日 (日)

兼六園菊桜と名島桜

本命の兼六園菊桜が見頃に ...

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兼六園の中央、千歳台(ちとせだい)の曲水に架かる千歳橋
渡ってすぐ右手に2本、並んで植えられています。

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初代・兼六園菊桜は藩政時代に京都御所から移植されたものと
伝わっており、国の天然記念物で原木は日本に一本しか無かった
品種でしたが、1970年に枯死。

現在、兼六園に植えられている2本は初代の枝から接ぎ木によって
増殖された二代目

兼六園菊桜
 品種和名 : ケンロクエンキクザクラ
 学名 : Prunus lannesiana cv. Spaerantha

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兼六園菊桜の特徴の一つは、他の菊桜の多くが花弁数200枚程度
であるのに比べて、 兼六園菊桜では250枚程度で、経年に伴い
多くなる傾向にあり、先代は300枚ほどあったそうです。

もう一つの特徴は、開花に伴い花弁の色が変わって行くところで、
蕾の状態の時は全体が濃紅色
開花が進むと、中心部の濃紅色はそのままに周囲の花弁は淡紅色

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更に花期が進むと全体に白色になって行き、最後はソメイヨシノの
ように花弁が散るのではなく、ポロリと花枝ごと落花するのも特徴。

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    撮影で賑わう、二代目・兼六園菊桜

兼六園菊桜は接ぎ木によって広められ、現在では全国20箇所以上
で見られるようにもなり、新宿御苑(東京)や東山動植物園(名古屋)
などにも植えられています。

こちらも兼六園にある金沢発祥の菊桜 ...

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旧制第四高等学校(現:金沢大学)にあったもので、現在は
兼六園への入り口の一つ、真弓坂(まゆみざか)の途中に
植えられている、名島桜

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名島桜
 品種和名 : ナジマザクラ
 学名 : Cerasus serrulata 'Multipetala'
 花の色 : 紅紫色
 花弁数 : 100~200枚

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他の菊桜と比べると、葉化した雌しべと、周囲の雄しべが
はっきりと見えるのが特徴で、花期が進むと先に咲いた部分が
白色へと変わって行きます。

金沢のソメイヨシノは昨年よりも早く咲いて終わったのですが ・・・
終わってからの一週間、金沢では雨が降ったりして15度前後の日が
続いたため、昨年は4月29日には満開となった兼六園菊桜ですが、
今年は5月2日時点で、7割弱程度という状況でした。

金沢市内でもう一箇所、兼六園菊桜が植えられている場所

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    上 : 拝殿の右手横 下 : 神門を入って右

尾山神社の境内にも接ぎ木によって増やされた2本の
兼六園菊桜が献木されており、神門を入ってすぐ右と、
拝殿の右手横にそれぞれ植えられています。

    2010_05_02_10
     上 : 前田「利家公の像」をバックに
     下 : 「お松の方の像」をバックに

尾山神社ではこの2本の兼六園菊桜を「尾山神社菊桜」と
呼んでいます。

今年の兼六園の菊桜は開花進行が遅れたので、今週末でも
まだ充分に観て愉しめることでしょう。 (^_^)

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