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2010年4月26日 (月)

金沢城・河北門オープン

再建されていた金沢城三御門の一つ、河北門(かほくもん)が完成、
4月24日に完成式典が行われ一般公開されました。

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         北側から観た外観

河北門三の丸大手門(正門)で、宝暦の大火(1759年)で
焼失し、安永元年(1772)に再建されたものの明治15年(1882)頃に
旧・陸軍によって撤去され、今回約130年振りに三代目として
再建されました。

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        建設中の河北門の様子

明治時代の古い写真や発掘調査結果を基に宝暦の大火後に
再建された姿を復元、2007年11月に着工、建設費は約15億円。

河北門は一の門二の門枡形土塀睨み櫓台からなる多門造り

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       上 : 睨み櫓台出し
       下 : 一の門

睨み櫓台出し(出窓)は下部の床が開くようになっており、
有事の際に石垣を登って来る敵の頭上に石や熱湯・油などを落として
防御する石落としとなっています。

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              一の門
       上 : 外側より 下 : 枡形内より

一の門は総檜作りの高麗門で、高さ 7.4m 幅 4.7m

両側の脇土塀は外側から観ると判りませんが...内側から観ると
左右2箇所ずつの隠し狭間が設けられており、有事の際には
嵌め込まれた瓦を打ち破って鉄砲狭間とします。

また内側の右手上、二の門側の出しにも石落としがあります。

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             二の門
         上 : 枡形内より
         下 : 東側、三の丸より

二の門は木造二階建ての櫓門で、高さ 12.3m 幅 約27m

枡形とは敵が一直線に内部に入って来られないようにと、
90度曲がって入るようにした構造物です。
( 搦手門である石川門も同様 )

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     上 : 北側、三の丸から観た河北門
     下 : 北側から観た睨み櫓台と土塀

枡形の塀は延長約30m、睨み櫓台の土塀は延長約24mで、
枡形の塀は一見すると普通の土塀に見えますが、内部には
石垣が組み込んであり、隠し石垣となっています。

金沢城に使われている瓦は普通の焼き瓦ではなく、瓦状の板を
鉛で覆った鉛瓦葺で、耐久性とともに有事の際にはこれを溶かし
鉄砲の弾を作るためとも云われています。

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           二の門、内部
   上 : 二階内部の様子 下 : 出し石落とし

二の門の二階床面積は約220平方m

内部の構造は石川門の構造を参考に、日本古来の伝統工法に
よって作られたそうです。

今回の河北門の完成により、石川門(国指定重要文化財)、
橋爪門(再建)とともに、金沢城三御門が揃いました。

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